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日常の痛いひとりごと

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2010.12.25 Saturday

DL 配信の贖罪

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    JUGEMテーマ:音楽

    mp3 や AAC など圧縮したフォーマットが流通して iPod などで聴く文化ができてどれくらい経つのだろう。
    64kbps、128kbps、198kbps、と圧縮レートを上げてきてはいるけれど、CD 音源をエンコードする行為故、
    結局は良い音ではない。
    iPod に数千曲入れて持ち歩く利便性が勝った結果、現代の若年層は本当の良い音を知らない。

    ネット配信にはデーターは軽いに越したことはない。で、音質も悪いから100円くらいで売ってみねえ?
    あら、結構買う人いるから商売になるんじゃね?
    大人の都合でシステムが、ローフォーマットの音源が一般化して撤回できなくなっちゃった。

    実は CD もそう。レコードから CD になったとき、誰もが CD が、デジタルが高音質だと思っていた。
    デジタルは高音域が凄く出ると。
    違う、低音域が削がれていたんだよね。
    もう今更レコードの音が CD より良かったって言ったところで誰も撤回できない。

    もっと言うと、PC でレコーディングすると、一般の人でも数万円出せば 24bit / 192KHz っていうレートで
    録音ができる時代。
    CD は 16bit / 44.1KHz だから技術的な話しは省くけど、倍以上のクオリティーで録音ができるってこと。
    市場に出すには半分以下の CD のフォーマット規格にダウングレードしてるというナンセンスな現状なんです。

    でね、そのダウングレードした CD を更に配信し易いようにわざとローレートに変換したものが流通されて、
    iPod に蓄積されていくんだね。

    この最後に行き届く劣悪な音源を、レコーディングした作者は望んでいない。
    スタジオの高価な機材を駆使して最良の加工をして仕上げたものが、CD になるにも腹立たしいのに、ローレートの
    mp3 に成り下がったものが広く流通されてるんじゃ、たまったものじゃない。

    そろそろ規格を見直そうよ。レコーディングに携わってる人はきっと誰もが思ってる筈。
    音楽で飯が食えない時代になった一因は、CD を買わなくても好きな1曲だけを100円で買えるようになったこと。
    高音質で聴きたければ CD を買ってくれる筈。という見込みは甘かった。
    mp3 しか知らない人、その利便性に優位を感じる人には高音質なんて要らないのだから。

    この先、音楽産業をまた活性化させるには大掛かりな規格の変更は必須であり、逆に言うと、この低迷期にやるべき
    なんじゃ?って、強く思いますよ。

    今年後半からは、KORG の 1-Bit/5.6MHz、 2.8MHz、という驚異のサンプリングレートで録音したフォーマット、
    DSD での配信も始まった。
    また、教授 ( 坂本龍一さん ) が来年早々試みている、映像 + 24bit PCM でのライブ中継など、
    これからの時代を先導していく方々を応援していきたい。

    CD は売れないけど、UST や YouTube を見てライブに行きたくなる人は増えている。
    それが音楽と人の本来のあるべき姿なら、しばし DL 配信なんて忘れてライブをメインにした方が良いのだ。
    その隙に、メディアの規格をアップグレードしていただきたい。
    お金を出してでも聴きたくなるものに。
    音楽の在り方、メディアの品質、感動の質、僕らが育った70〜80年代のあの黄金期をこれからの若年層にも継承させたい。
    新しい技術で、新しいメディアで。

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